2023年3月4日土曜日

21000歩 マルゲリータ







マルゲリータがイタリアの国花とされた由来にはさまざまな説があるようです。そのひとつが19世紀のイタリア王国の王妃にちなんだというもの。彼女の名前はマルゲリータ・マリア・テレーザ・ジョヴァンナ(Margherita Maria Teresa Giovanna)といい、芸術文化の普及や慈善活動に熱心に取り組み、当時の国民からも非常に人気の高かった人物なのだとか。そのため、彼女と同じ名前の花であるマルゲリータを、敬愛の意味を込めて国花としたようです。

もう一つのマルゲリータは

1889年のこと。きっかけはナポリを訪れたイタリア王ウンベルトⅠ世の王妃に献上された、3種類のpizzaです。国旗の3色を再現したトリコロールカラーを気に入った王妃の名前にちなんで「マルゲリータ」と名付けられ、イタリア料理の定番になったそうです。

私たちが宿泊しているモンツァの市街地から歩いて20分くらいのところにパルコがあります。巨大な公園で、森もあり牧場もあります。

この広大な公園のすぐそばに大きな宮殿が立っています。先に書いたマルゲリータの住んでいた宮殿です。

この日は宮殿には入れません。土曜日と日曜日です。

そこで私たちは牧場を目指して片道2時間歩き続けました。森の中では森の小人たちがいっぱいいます。尻尾がキュートで顔はまんまるのリスです。孫は胡桃を手のひらにのせてリスにプレゼントします。犬を連れて散歩する人、ジョギングをする人、見回りの人は馬で移動していました。

牧場で孫は星草を牛たちに食べさせるところを私たちに見せたかったのですが、お腹いっぱいだったようで孫が呼んでも星草を食べてくれませんでした。孫はガッカリしてしまいました。牛と私は友達であり自分は餌やり係である事を自慢したかったようです。

丁度お昼になり牧場近くのレストランに行きました。イベントや結婚式などに使われるレストランのようで店内は私たちの独占。ちょっと高そうでしたがそれぞれが好きなものを選んで、私はニョッキ、Kはラザニア、夫ムール貝パスタに生肉、孫がリゾット。器は全部真っ白な高級そうな陶器にいつもの半分くらいの量。でもそれがなんと今まで食べてきたニョッキの中では一番美味しかったのです。他のメンバーもみんな笑顔。まだ食べられると追加を望むほどでしたがそれは却下してお庭でかくれんぼを楽しみました。

帰りは私たち老人は休みたくて、一途ホテル目指して歩きます。孫は細い枝やちょっと曲がった枝を拾い集め、ハート型の石を見つけ、魔法の杖だよと得意顔。森を抜け出し宮殿近くに戻る途中魔法の杖と石は置いていくように大人たちに言われ、嫌だ嫌だと怒る孫でした。世界にたった一つしかない魔法の杖と魔法の石です。どうして見つけた宝物を置いていかなくっちゃあならないのか?ババは小さな声で孫の気持ちはよくわかるよ。と言う。ババはわかってくれるのにねえと悲しそうに言って、宝物を置いていくことする。私はとても悲しくなったが、イタリアに来てまで夫や娘と喧嘩するのは避けました。

宮殿の中は今日見る事ができます。

続きはまた

日日是好日




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