2015年1月19日月曜日

母にはじまり、母に終わった一週間

妹が無事にイタリアから帰ってきました。
一週間前に母を預かり、朝昼晩と一日中母と行動を共にしたのは
私がもの心がついてから、初めての経験でした。
母に育てられた記憶のない私です。
私が3歳になる前に妹M子が生まれました。M子が生まれたことで
私は母から離され、祖母に育てられたのです。
祖母は私の母になりました。その妹M子は生後数ヶ月でこの世から消えてなくなりました。
母が歌う童謡のことをFBのお友達が書かれていました。
「しゃぼん玉のうた」を・・・このうたは母が妹M子を思い出して
洗濯をしながら、着物の洗い張りをしながら良く歌っていたことを
今日思い出しました。

その私が母と一緒に食事をし母と一緒にお風呂に入り
母と一緒に眠るのです。
この一週間は長くもあり短くもあり、不思議な時間でした。
何故なら、母はもはや母ではなく子供になっていたからです。
私がそばにいないと「ひとりは嫌だ」と訴えるのです。
私が起さなければ母はいつまでもベットに入っているのです。
母にごはんを食べさせ、母の着替えを手伝い、母の髪をとかし・・・・・。
この一週間は、本当に母は子供になっていました。
今日から母は妹の子供に戻ります。私と母の因縁が、
わだかまりが消えた一週間だったかもしれません。
少しほっとしています。
そして、いつも母を見てくれている妹夫婦に感謝です。

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