2016年4月27日水曜日

手作り弁当、愛情をかけて





私は面倒なことが苦手です。自分のお弁当を作るのに、手間暇かけたくないのです。

認知症の母の分も作ることがあるのですが、至って簡単にさっさとあまりものをお弁当箱に詰めるだけです。そのせいか、母は私が作ったお弁当を決まって残すのです。
そこで、今朝は考えました。まず、子供のお弁当のように彩りを考えてみようと赤はトマト、黄色はいつもより、甘い玉子焼きにしました。筍の煮付けは食べやすいように細かく切りました。白いんげんの甘煮に山芋の酢漬けを少し入れてみました。ご飯は海苔をまき、食べやすいように小さくしました。こんな風に母のためにお弁当を作ったことは一度もありませんでした。いつも、あまりもの・・・・・・。
それでも「作ってやってんだから」と言う情けない娘の私。
さて、お昼も過ぎた12時半。ふたつのお弁当をひろげ、お番茶を用意しました。すると、なんと母が「もういい、いらない」と言わずに、全部食べたのです。私は踊るような気持ちになりました。嬉しくて嬉しくて、スタッフのところに飛んで行き「ねえ、ねえ、ばあちゃんが、お弁当みんな食べたのよ」と話しました。すると「愛情ですね」と答えが返ってきました。
そうです、私は母が認知症を患っているのに、愛情を持ってお弁当を作ったことがなかったと反省しました。85歳の母です、私が豆撰で働けるうちは、お弁当作りを頑張ってみよう!と思います。

このバラは私の誕生日に届いた小さな鉢植えでした。それを、丹精込めて夫が咲かせてくれました。今日は2つの嬉しいことに感謝しました。

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